通常3~4ヶ月程度掛かります
工事は終わったけど、連系完了、売電開始の連絡がなかなか来ないので不安・・。
ご不安はごもっともだと思います。
ご契約時に説明させていただいた通り、太陽光発電システムでの売電は「事業」とみなされているため、国からの認定が必要になります。
そのため連系開始までには、大きく2つ、①系統電力に接続するための沖縄電力での手続きと、②経済産業省での事業計画認定手続きがございます。
手続きの事務作業に関しましては、当社が責任を持って迅速に処理をしておりますが、通常沖縄電力との手続きにおよそ1ヶ月、その後沖縄電力から届いた資料を添付して経産省との手続きに2~3ヶ月程度、合わせて3~4ヶ月程度掛かってしまうのが現状です。
混雑期には半年以上掛かるのが当たり前、という時期もあり、全国的な問題にもなりました。
弊社といたしましては、こちらでできる手続きは迅速に処理するよう心掛けて参りますが、国からの認可が下りる時期が不安定となっているのが現状でございます。
認可の連絡が届きましたら、担当から直ぐにご連絡差し上げますので、何卒ご了承くださいませ。
簡単な作業で復旧可能な場合が多いです
モニターを見たら、晴れているのに発電されていない、パワーコンディショナーに赤いランプが灯っている、エラー表示が出ている、売電価格がゼロになっている、等々・・
太陽光発電がストップする原因の多くに、台風の影響などで太陽光発電用のブレーカ(安全装置)が働いてOFFになっていることが挙げられます。
ブレーカを上げるだけで簡単に復旧することがあります。
太陽光発電用のブレーカは、通常屋外の電力メーター付近にあるブレーカボックスの中にあります。
ブレーカボックスは手動で簡単に開けることができます。
太陽光発電用のブレーカは、白いブレーカで「太陽光・ガス発電等」などの表記がされているものが多いです。
ブレーカは、パワーコンディショナーと同じ数だけあるので、容量の大きなご家庭では、2つ以上のブレーカがあるかと思います。
レバーが下がっていて、緑色の「OFF」の状態になっているブレーカがあれば、レバーを上げて、赤色の「ON」の状態にしてください。
太陽光発電用ブレーカをONにすると、通常 パワーコンディショナーの表示部に300秒のカウントダウンが始まり、その後通電が始まります。
⇒ 別の原因となりますので、弊社までお問い合わせくださいませ。
自立運転モードにして、1500Wまで使えます
停電になり、電力会社からの電力の供給が止まると、太陽光発電システムの保護装置が働いて、システムが自動的に停止します。
その際、パワコンを「自立運転モード」に切り替えれば、太陽光発電システムで発電した電力を 停電用コンセントから使うことができます。
ただし、自立運転モードの停電用コンセントには以下の制限があります。
パワーコンディショナーを分電盤から切り離して独立した状態にする必要があります。
そのため、太陽光発電ブレーカ(連携用ブレーカ)をOFFにします。
太陽光発電のブレーカは、屋外の電力メーター付近のブレーカボックス内にあります。(上図参照)
オムロン製のパワーコンディショナーでは、スイッチカバーを開けて、「運転ボタン」をいったん「OFF」にして、再度「ON」にして再起動することで、自動的に自立運転モードになります。
切り替えスイッチがついているタイプのパワーコンディショナーでは、通常の「系統」から、停電時の「自立」にスイッチを切り替える必要があります。
※ オムロン製パワーコンディショナ 停電時の使い方(自立運転モードの使い方)
停電用コンセント(自立運転コンセント)は、パワーコンディショナー本体または、本体近くにあります。
延長用ケーブルとなる電源タップなどをつなぎ、電化製品をつなぐと良いでしょう。
ただし、一般的に使える電化製品は、合計1500W程度です。
エアコンや大型の家電などは電力が足らずに使えなかったり、動作が不安定になります。
また、日照量が少ない時などは電力供給が不安定になりますので、あくまでも非常用としてご理解下さい。
※パワーコンディショナーの種類によって手順や使える電力量の違いがあります。
詳しくは、ご自宅のパワーコンディショナーの取扱説明書をご覧ください。
引き続き発電できます
FIT制度により、認定から10年間(産業用は20年間)を過ぎると導入当時の契約固定価格での売電は満了となります。(卒FITなどと呼ばれています。)
近年の卒FIT制度の報道を受け、10年を経過した卒FIT設備では発電が出来なくなってしまうのでは、というご心配の方もいらっしゃるようです。
太陽光発電システムは、パネル(モジュール)が20年以上を保証していることからも分かるように、機器に故障が無ければ卒FIT後も変わらず電力を発電します。
しかしながら、優遇された高値の買取価格での売電はできなくなり、沖縄電力での買取価格は7.5円/kWhとなります。
通常、系統電気を使用するとおよそ30円/kWhとなるので、自家発電ができるなら、売電よりも自家消費したほうがオトクとなります。
昼間の自家消費では余ってしまう電力を夜間に使うなど、効率的に自家消費に利用するためにも、蓄電池の利用を検討されてみてはいかがでしょうか?
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